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(ブルームバーグ): 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が原油減産幅を年内に縮小すると決定したのを受け、ヘッジファンドは北海ブレント原油に対する強気論を後退させ、ショートポジションを増やしている。強気ポジションは約10年ぶりの低水準に落ち込んだ。
ICEフューチャーズ・ヨーロッパが毎週発表している先物・オプション取引データによると、ブレント原油の買越残高は4日終了週に10万2075枚減少し、計4万5678枚。これは2014年9月以来の低水準。
ブレント原油先物は今週、1バレル=78ドルを割り込み、4カ月ぶりの安値を付けた。需要不振と地政学的リスク後退の中、原油はすでに1カ月余り軟調に推移していたが、一部の市場参加者を驚かせた今回の決定を受け、トレンドをフォローするアルゴリズムが相場下落を加速させた。
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