きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となる中、ドル円は156円台後半で推移している。先週末の米雇用統計が予想以上にインフレの粘り強さを示唆す内容となったことで、為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円も157円台を回復した。本日は上げが一服しているものの、底堅い値動きが続いている。
市場は今週の米消費者物価指数(CPI)とFOMCの結果発表を注目している。投資家はそれらのイベントを分析し、利下げのタイミングとペースについて何らかのヒントを得ようとしている。
一部からは「先週の米雇用統計は雇用の粘り強さを示し、FRBはタカ派スタンスに転じると考えられるが、下半期の利下げの可能性を排除することはない。基本シナリオは9月と12月の2回の利下げで、2番目に可能性が高いのは1回の利下げだ」と指摘し、FOMC委員の金利見通し(ドットプロット)およびパウエル議長の会見は、予想ほどタカ派的でないかもしれないとの声も聞かれる。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は155.95円に観測されている。
10日(月)
155.95 (5.4億ドル)
12日(水)
155.25 (10.1億ドル)
156.00 (12.9億ドル)
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