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NYの視点:【今週の注目イベント】FOMC、パウエル議長会見、日銀金融政策決定会合、米CPI・PPI、など

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2024-06-10 06:40

今週は連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を予定しているほか、日銀が金融政策決定会合を予定しており注目となる。米国では消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)でインフレの改善動向をさらに確認していく。5月コアCPIは2...

  今週は連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を予定しているほか、日銀が金融政策決定会合を予定しており注目となる。米国では消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)でインフレの改善動向をさらに確認していく。5月コアCPIは21年4月以降3年ぶりの低い伸びに改善する見通しで、予想通り4月に続きインフレ改善の証拠が見られると、年内の利下げ観測が再燃する可能性がある。日銀は会合で金融政策を据え置くと見られるが、国債購入減額を協議するとの報道もあり、政策の修正は円買いにつながる。

  FRBもFOMCで政策金利を据え置く見込み。強い雇用統計を受けて、7月の利下げも除外された。同時に、5月雇用統計の結果で、FRBの政策軌道が大幅に変わったわけではない。9月の会合までに、多くの新たな指標がでる。また、4月CPI やPCEで、インフレ改善兆候が見られFRBの次の行動は利下げとの見方に変わりはない。

  FOMCではパウエル議長会見やドット・プロットに焦点が集まる。特にスタッフ予測では、前回の予測では3回の利下げ予想が12月に続いて維持されたためドル売りにつながった。今回の予測では年2回、また1回の利下げ予想に引き下げられる可能性が強く、ドルの下値が限定的になる可能性がある。

  ■今週の主な注目イベント

  ●米国

  10日:NY連銀調査インフレ

  11-12日:連邦公開市場委員会(FOMC)、パウエル議長会見、ドットプロット

  12日:5月消費者物価指数(CPI)

  13日:新規失業保険者数、生産者物価指数(PPI)、ウィリアムズ米NY連銀総裁がイエレン財務長官との討論会で司会

  14日:輸出物価指数、ミシガン大消費者信頼感指数

  ●日本

  10日:GDP

  11日:PPI

  13-14日:金融政策決定会合

  14日:鉱工業生産

  ●英国

  11日:失業率

  12日:鉱工業生産

  ●欧州

  11日:ECBのチーフエコノミスと、レーン理事講演

  13日:ユーロ圏鉱工業生産

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