下記の通り修正します。(誤) (正) 17日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策方針をにらみ、米金利高ならドル高に振れやすい。ただ、フランス政局リスクでクロス円が軟調地合いならドルの重石となりそうだ。
前週末に発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数は低調な内容となり、景気減速懸念により米金利安・ドル安に振れた。ユーロ・ドルはフランスの政局リスクで1.0660ドルまで下落後、1.07ドル台を回復。ドル。円は156円80銭台から157円台に再浮上したが、戻りは限定的に。週明けアジア市場は米国経済の腰折れ懸念で大幅安となり、円買いが先行。ただ、米金利の持ち直しでドル・円は157円台を維持した。
この後の海外市場は主要通貨の値動きが注視される。日銀の金融正常化姿勢は慎重との見方から、円売り地合いに振れやすい。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)はタカ派的な政策方針を維持し、米金利が底堅く推移すればドル買いは根強い。ただ、今月末のフランス議会選で右派勢力の躍進が見込まれ、ユーロやポンドなど欧州通貨売りが強まる可能性があろう。また、欧米株安の地合いならリスク回避の円買いに傾きやすい。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・6月NY連銀製造業景気指数(予想:-13.0、5月:-15.6)
・02:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(経済見通し、同行主催イベント)
《CS》
いつでも確認することが可能です
WikiStock APP