6月18日、日銀は、企業向けサービス価格指数を6月25日に公表する5月速報から2020年基準に移行すると発表した。都内の日銀本店前で3月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)/>
Kentaro Sugiyama
[東京 18日 ロイター] - 日銀は18日、企業向けサービス価格指数を6月25日に公表する5月速報から2020年基準に移行すると発表した。改定前後で総平均指数の水準に大きな変化はなく、前年比のプラス幅が拡大傾向であることも変わらない。
日銀は2月、基準改定の最終案を公表した。デジタル化の進展や働き方の多様化に伴う新しいサービスを中心に調査対象を拡充。企業向けサービス価格を構成するサービスを「低人件費率サービス」と「高人件費率サービス」で分類した指数も新たに設立する。
人件費比率で分類した指数は1985年1月からデータを出している。直近24年4月の高人件費サービス指数は過去最高水準。伸び率は2.8%と、消費税の影響を除き92年6月以来(3.2%)の大きさとなっている。
企業向けサービス価格指数は不動産や運輸、金融、広告など企業が提供している各種サービス価格の傾向を示すため日銀が公表している指数で、内閣府の国内総生産(GDP)統計を算出するための基礎統計としても利用されている。
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