経営難に陥っている中国不動産デベロッパー、佳兆業集団の郭英成会長が、オフショア債務の再編について規制当局の承認を得るため、ほぼ10年ぶりに香港から中国本土に戻ったことが、関係者の話で分かった。
経営難に陥っている中国不動産デベロッパー、佳兆業集団の郭英成会長が、オフショア債務の再編について規制当局の承認を得るため、ほぼ10年ぶりに香港から中国本土に戻ったことが、関係者の話で分かった。
同社に近い業界関係者の1人によると、郭氏は佳兆業が拠点を置く南部深セン市を2カ月ほど前に訪れ、現在も滞在している。
関係者は「再編に向けた重要な一歩」と語った。香港の裁判所では24日、佳兆業に対する清算申し立ての審理が行われる。
郭氏のコメントは得られていない。佳兆業と深セン政府はコメントの要請に返答していない。
佳兆業は2015年、深セン市が同社物件の一部の販売を差し止めたことをきっかけに、中国の不動産会社として初めてドル建て債券がデフォルト(債務不履行)に陥った。それ以来、郭氏は本土を訪れていなかったという。
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