6月21日、auじぶん銀行が発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1だった。写真は川崎市の京浜工業地帯で2017年1月撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)/>
Kentaro Sugiyama
[東京 21日 ロイター] - auじぶん銀行が21日に発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1だった。前月の50.4から低下したものの、好不況の分かれ目となる50は2カ月連続で上回り、業況がわずかに回復していることを示した。サービス業PMIは49.8と前月の53.8から低下し、22カ月ぶりに50を下回った。
製造業PMIの低下は4カ月ぶり。新規受注が49.9から49.0に低下した。一方、生産は前月の49.9から50.5へ、雇用は51.3から51.5へそれぞれ上昇した。生産は23年5月以来の50超え。人員増加が生産を支えている。
サービス業PMIは2カ月連続で低下。新規事業の伸びが鈍化したことが要因となった。一部の企業
は労働力不足と価格上昇が今後の事業活動に悪影響を与えることに懸念を表明している。
S&Pグローバルのエコノミストは「円安と人件費の上昇の影響がコストインフレをもたらしている」と指摘し、日本企業の利益率に対する圧力に懸念を示した。
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