高い技術力に裏打ちされた商品で世界を席巻する企業は、成長に向けた伸びしろも大きい。今こそ、株価変身妙味を内包するグローバルニッチトップに注目したい。/>
―「技術立国日本」の面目躍如、早晩訪れる中小型株物色の流れに備えて先回り買い―
東京株式市場は引き続き一進一退、日経平均株価は方向感が定まらないなかで3万8000円台を往来する展開が続いている。週末21日の日経平均は小幅ながら反落。朝方は上値追い態勢をみせる場面もあったが、手掛かり材料に乏しいなか戻り売り圧力を吸収できず、結局前日の終値を下回る水準で着地した。
日銀の金融政策が引き締め方向に変わることをマーケットは懸念しているが、このまま7月末に予定される日銀金融政策決定会合の結果発表まで様子見を決め込むというわけにもいかない。「木を見て森を見ず」というが、全体相場に気を取られ過ぎて個別株投資のチャンスを逸するのでは本末転倒。今はあくまで個別株重視で「森より木を見る」投資に活路を見いだしたい。
全体相場に振り回されない強い銘柄を探すコツとしては、好業績株に照準を合わせるのが基本的なセオリーだが、その背景に高い技術力と高水準の商品シェアを有する銘柄であればなおさらポイントが高い。他社にはない強みを持つことで、中長期目線の機関投資家の実需買いも誘引し、株高がトレンドとして長続きしやすいというメリットがある。その観点から グローバルニッチトップに位置付けられる業績好調な銘柄は要注目となる。
●レーザーテックは10年余りで227倍
ニッチ分野であっても圧倒的な商品シェアを持つ企業は、世界を相手に常に優位な立場で戦うことができる。それが仮に時流に乗る商品であれば、業績と株価が大変貌を遂げるチャンスを手にすることにもなる。国内ではマスクブランクス検査装置で世界シェア100%を誇るレーザーテック
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