米国株式市場はナスダック総合が上昇した。半導体エヌビディアなどの大手ハイテク株が買われた。3月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)/>
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合が1.3%上昇した。半導体エヌビディアなどの大手ハイテク株が買われた。一方、小売り関連株の下げに押されたほか、主要インフレ指標の発表を週内に控え、ダウ工業株30種は反落した。
前日まで3営業日続落だったエヌビディアは6.8%高。半導体セクターが全般的にアウトパフォームし、フィラデルフィア半導体指数は1.8%上昇した。
アルファベットやメタ・プラットフォームズもそれぞれ2.7%高、2.3%高となり、通信サービス指数を押し上げた。
ジョン・ハンコック・インベストメント・マネジメントの共同チーフ投資ストラテジスト、エミリー・ローランド氏は、ハイテク株がこの日の上げを主導したとし、ここ数日の下落を受けて投資家は買い場を探っていたと指摘した。
コンファレンス・ボード(CB)が発表した6月の米消費者信頼感指数が100.4と、5月(改定値)の101.3から低下したことも大型株の選好につながった可能性がある。
ローランド氏は「経済成長に減速の兆しが見られる状況では、景気にさほど敏感でない比較的質の高い銘柄が恩恵を受けやすい」と述べた。
ダウは前日に付けた1カ月ぶり高値から下落。ホーム・デポへの売りなどが重しとなった。
小売り大手ウォルマートも2.2%安。5─7月が「最も困難な四半期」になる可能性があるとした最高財務責任者(CFO)の発言を嫌気した。
一方、物流大手フェデックスは引け後の取引で15%急伸。2025年の利益見通しがアナリスト予想を上回った。
航空機部品大手スピリット・エアロシステムズは3.96%安。ボーイングが同社に1株当たり約35ドルで買収を提案していると伝わった。ボーイングも2.2%下落した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.62対1の比率で上回った。ナスダックでも1.54対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は約100億1000万株。直近20営業日の平均は119億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 39112.16 -299.05 -0.76 39398.79 39423.26 38997.23
前営業日終値 39411.21
ナスダック総合 17717.65 +220.84 +1.26 17572.16 17734.35 17546.63
前営業日終値 17496.82
S&P総合500種 5469.30 +21.43 +0.39 5460.73 5472.88 5446.56
前営業日終値 5447.87
ダウ輸送株20種 15114.18 -120.45 -0.79
ダウ公共株15種 909.40 -13.10 -1.42
フィラデルフィア半導体 5467.66 +96.14 +1.79
VIX指数 12.84 -0.49 -3.68
S&P一般消費財 1470.16 -4.15 -0.28
S&P素材 558.64 -7.27 -1.28
S&P工業 1033.15 -8.77 -0.84
S&P主要消費財 828.17 -5.40 -0.65
S&P金融 686.55 -5.72 -0.83
S&P不動産 237.79 -3.41 -1.41
S&Pエネルギー 699.60 +0.99 +0.14
S&Pヘルスケア 1710.61 -5.25 -0.31
S&P通信サービス 312.59 +5.68 +1.85
S&P情報技術 4346.46 +76.54 +1.79
S&P公益事業 350.96 -3.47 -0.98
NYSE出来高 10.30億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 39340 + 190 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 39290 + 140 大阪比
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