7月5日、午後3時のドル/円は、前日東京市場の終盤からドル安/円高の160円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)/>
Shinji Kitamura
[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日東京市場の終盤からドル安/円高の160円半ばで取引されている。米雇用統計の発表を今夜に控え、持ち高調整と見られるドル売り/円買いが強まった。
米休場明けのドルは手掛かりに乏しい中、朝方の161円前半から午後にかけてじり安となった。実需の売りに加え、これまでドルを買い込んだ向きが利益確定などの「持ち高調整の売りに動いたようだ」(FX会社関係者)という。
市場では、ビットコインなどの仮想通貨が軒並み大きく売られたことが、リスク回避ムードを高める形で、円買いにつながった可能性を指摘する声も出ていた。ビットコインはこの日、5%安の5万5366ドルで、2月末以来の安値を更新。イーサも8%安の2891ドルと1カ月半ぶりの安値を付けた。
ドルは昼過ぎに売りが一巡すると、きょうの安値圏で値動きが鈍った。雇用統計の非農業部門雇用者数の事前予想は19万人増と、前月の27万人増から急減する見通しで「この傾向が続けば、連邦準備理事会(FRB)は労働需要の冷え込みを確信することになるだろう」(外銀アナリスト)といい、利下げの思惑が高まる可能性もある。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 160.66/160.69 1.0821/1.0822 173.87/173.89
午前9時現在 161.36/161.37 1.0808/1.0812 174.43/174.44
4日午後5時 161.27/161.29 1.0794/1.0795 174.08/174.12
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