総務省が7月5日発表した5月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年比1.8%減となった。2017年、都内で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)/>
[東京 5日 ロイター] - 総務省が5日発表した5月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年同月比マイナス1.8%となった。季節調整済み前月比でも実質0.3%の減少だった。物価高に伴う家計の節約志向が根強い現状を浮き彫りにした。
ロイターがまとめた事前調査では前年比0.1%増になると予想されていたが、これに反して減少した。前月比の予測中央値はプラス0.5%だった。
項目別では野菜・海藻、調理食品などの「食料」が2カ月連続の実質減少だった。電気代などの「光熱・水道」は8カ月続けてマイナスとなった。自動車関係費などの「交通・通信」は2カ月ぶりにプラスに転じた。
統計によると、1世帯あたりの支出額は29万0328円で、名目ベースでは前年比1.4%の増加となった。
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