7月17日、米メタ・プラットフォームズは、個人データと人工知能(AI)に関する新たなプライバシーポリシーをブラジル政府が懸念していることを受け、同国で生成AIツールの使用停止を決めたと発表した。写真はメタのロゴ。ベルギーのブリュッセルで2022年12月撮影(2024 ロイター/Yves Herman)/>
[サンパウロ 17日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズは17日、個人データと人工知能(AI)に関する新たなプライバシーポリシーをブラジル政府が懸念していることを受け、同国で生成AIツールの使用停止を決めたと発表した。
2億人超の人口を抱えるブラジルはメタの重要な市場で、対話アプリ「ワッツアップ」の利用者はインドに次いで2番目に多い。
メタは6月、ワッツアップ上でAIを活用した企業向けターゲット広告をサンパウロで発表。これに対し、ブラジル当局は今月、国内の生成AI学習への個人データ使用に関するメタの新たなポリシーを停止すると決定した。
当局はメタがこの個人データ仕様に関する項目をポリシーから削除する必要があると判断。メタは生成AIを巡る当局の疑念に対応する間はツールの使用を中止すると発表した。