下記の通り修正します。(誤) (正) 19日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。前日のドル買戻しは一服し、今晩は材料難で失速の見通し。ただ、バイデン米大統領の選挙戦撤退なら政治情勢は不透明になり、ドルは安全通貨としての買いが見込まれる。
前日発表された米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は改善したものの、タカ派の金融当局者の緩和に前向きな見解で長期金利は低下。一方、欧州中銀(ECB)は政策金利を据え置いたが、次回の追加利下げを示唆するとユーロ・ドルは1.09ドルを割り込み、ドル・円は157円40銭台に値を上げた。本日アジア市場で日本のインフレ指標は予想を下回ったが、国内勢のドル買戻しでドル・円は157円半ばに浮上した。
この後の海外市場は材料難で米金利にらみ。日銀は今月末の金融政策決定会合で追加利上げに踏み切るとの期待は根強く、円買い地合いに振れやすい。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の9月から年内2回の利下げが見込まれ、ドルは前日の買い一巡で失速が見込まれる。一方、バイデン米大統領の選挙戦撤退の可能性が報じられ、民主党が別の候補を擁立すれば11月の本選は不透明となるため安全通貨のドルは売りづらい。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・5月経常収支(4月:+386億ユーロ)
・17:00 欧州中央銀行(ECB)専門家予測調査
・21:30 カナダ・5月小売売上高(前月比予想:-0.6%、4月:+0.7%)
・23:40 ウィリアムズNY連銀総裁討論会参加(金融政策)
・02:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁閉会あいさつ(ダラス/アトランタ連銀共催会合)
《CS》
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