7月24日、フランスの自動車大手ルノーが発表した上期決算は、営業利益率が市場予想を上回った。価格設定と新モデル投入が寄与した。パリで2016年撮影(2024年 ロイター/Christian Hartmann)/>
[ロンドン 24日 ロイター] - フランスの自動車大手ルノーが24日発表した上期決算は、営業利益率が市場予想を上回った。価格設定と新モデル投入が寄与した。
同社は通期の利益率見通しを据え置いた。
上期の営業利益率は8.1%と前年同期の7.6%から上昇し、アナリスト予想の7.9%を上回った。
ルノーは2030年までに営業利益率を2桁にすることを目標としている。
通期の営業利益率見通しは引き続き7.4%以上とした。
ティエリー・ピエトン最高財務責任者(CFO)は記者との電話会見で、30年よりも早く2桁の営業利益率目標を達成する可能性があるかと問われた際、直接的なコメントを避け、「われわれは設定した計画よりも引き続き進んだ状況にある」と語った。
上期の売上高は前年比0.4%増の269億6000万ユーロ(292億6000万ドル)で、市場予想の269億ユーロを上回った。
現時点で、将来の売上高の2.6カ月分に相当する受注残があるという。
上期純利益は14億ユーロと、前年同期の21億ユーロを下回った。アライアンスを組む日産自動車の株式売却に伴う4億4000万ユーロのキャピタルロスと1億2300万ドルのリストラ費用が主な圧迫要因となった。
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