米取引所運営会社ナスダックが7月25日発表した第2・四半期決算は、売上高と利益がいずれも市場予想を超えた。2016年10月、マンハッタンで撮影(2024年 ロイター/Shannon Stapleton)/>
Jaiveer Shekhawat
[25日 ロイター] - 米取引所運営会社ナスダックが25日発表した第2・四半期決算は、売上高と利益がいずれも市場予想を超えた。トレーダー向けに提供している法令順守や金融犯罪防止を支援する商品の力強い需要が追い風になった。
純売上高は前年同期比25%増の11億6000万ドル、調整後1株利益は0.69ドル。LSEGのデータに基づくアナリスト予想平均は11億3000万ドルと0.64ドルだった。
特にフィンテック関連収入は79%増の4億2000万ドルという好調ぶり。オッペンハイマーのアナリスト、オーウェン・ロー氏も「フィンテックの収入が想定以上だったことが全体の業績が予想を超える主な原動力になった」と指摘した。
第2・四半期にナスダックへ上場した企業は84社で、前年同期の62社を上回った。アデナ・フリードマン最高経営責任者(CEO)は、来年前半には新規株式公開(IPO)の勢いがさらに強まるとの見通しを示した。
ナスダックにおける第2・四半期の米国株の出来高は1193億株、株式オプション売買高は4210万株で、それぞれ前年同期の1137億株と3920万株から増加した。
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