7月30日、日産自動車が発表した6月の世界生産は、前年同月比16.3%減の24万6411台となり3カ月ぶりに減少した。2021年7月撮影(2024年 ロイター/Phil Noble)/>
Maki Shiraki
[東京 30日 ロイター] - 日産自動車が30日発表した6月の世界生産は、前年同月比16.3%減の24万6411台となり3カ月ぶりに減少した。国内が2割近く減ったほか、主力市場の米国では3割近く落ち込み、中国でも15%ほど減少した。世界販売は同5.1%減の27万5638台と3カ月連続で前年を下回った。中国や日本での不振が響いた。
地域別の生産は、国内がスポーツ多目的車(SUV)の「エクストレイル」、北米を中心とした輸出用「ローグ」の不振により18.2%減となり、4カ月連続でマイナスとなった。米国は、セダン「アルティマ」の落ち込みで27.1%減と2カ月連続で前年割れ。中国はセダン「シルフィ」の低迷で14.8%減と3カ月ぶりに前年を下回った。
世界販売は5.1%減の27万5638台と3カ月連続で前年を下回った。中国でセダンの「アルティマ」や「シルフィ」が振るわず、23.6%減となった。国内も、ミニバン「セレナ」や軽自動車の電気自動車(EV)「サクラ」の台数減で10.8%減少した。