7月30日、JPモルガンのクオンツ戦略チームによると、外国人投資家は今年、7月25日までの期間に、日本の銀行の株式を推定4720億円(約31億ドル)買い越した。写真は日本の旗。都内の日銀本店前で3月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)/>
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Summer Zhen
[香港 30日 ロイター] - JPモルガンのクオンツ戦略チームによると、外国人投資家は今年、7月25日までの期間に、日本の銀行の株式を推定4720億円(約31億ドル)買い越した。買い越し額は自動車・部品株の倍以上に達した。
銀行と自動車は今年、海外からの投資が純流入となった2セクター。投資家は日銀の金融引き締めの最大の受益者は銀行と見ている。
日銀は30─31日に金融政策決定会合を開く。最新の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)を発表するほか、今後1─2年の国債買い入れの減額方針を決定、追加利上げの要否についても議論する。
ブラックロックの日本アクティブ投資責任者、番場悠氏は「全ての銀行にとって、非常に困難な時代から、はるかに恵まれた環境になりつつある。銀行のアウトパフォームは続く可能性がある。金利が少し上昇するだけでも、ROE(株主資本利益率)の観点からは直接的な恩恵がある」と述べた。
UBPのシニアポートフォリオマネジャー、ズヘール・カーン氏は「メガバンクは地方銀行よりも貸し出し機会が多いため、金利上昇の恩恵を受けるだろうが、恩恵は既に株価に織り込まれている」とした。
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