日銀が12日発表した5月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は前年比2.4%上昇した。写真は都内で2020年6月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)/>
Kentaro Sugiyama
[東京 12日 ロイター] - 日銀が12日発表した5月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は前年比2.4%上昇した。39カ月連続のプラス。伸び率は4月から加速し、2023年8月(3.4%)以来の大きな伸びとなった。前月比では0.7%上昇だった。
5月の国内企業物価指数は122.2と、比較可能な1980年以降で過去最高水準だった。
ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比プラス2.0%、前月比プラス0.4%で結果はこれを上回る伸びとなった。民間からは、電気料金に上乗せされる再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価引き上げによる事業用電力の値上げなどが押し上げ要因になるとの予想が出ていた。
輸入物価は円ベースで前年比6.9%上昇、4カ月連続でプラスとなった。上昇幅は4月(プラス6.6%)から拡大し、23年3月(プラス9.4%)以来の大きさとなった。
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